〜卒業〜

あたりまえに通っていた中学校。

まさか、自分が病気になるなんて…

神様はいじわるだ。

『生きたい』と思う奴に病気をあたえ
『死にたい』思う奴を励ます。

どうして僕は死ななくちゃならないんだろう?

僕の未来には、希望という名の光が見えてこない。

もっと、生きていたかった。

もっと、遊びたかった。

もっと、勉強したかった。

でも、それはもう出来ない。

残された人生で今、僕は何が出来るのだろう?

死ぬまで、笑っていられるかな?

彼女を大切に出来るかな?

死ぬという覚悟が決められるかな?

まだ、僕には分からない。

ただ、一つわかること…

それは、僕は親不孝ものだということ。

これから先、何があっても僕は立ち向かうことが出来るだろうか。

病気という大きな壁。

死ぬという決心。

僕は覚悟を決めなくちゃいけない。

これから先、どんなことがあったとしても…