庭師とお姫様 (naturally番外編)


それからショウが描いた家族の絵はちゃんと三人になり、五年後にゼンが生まれた時には四人の絵が描かれた。


「だから、私にとってこれは大事なものなの。……ショウと初めて心が通い合った証だから」


そう言いながら昔話の終わりを締めくくったリザが、隣に居たシュリを窺った。


そこには当時の自分に負けないくらい、感涙で泣きじゃくるシュリの姿があって、


「あらあら、せっかく洗ったシーツが濡れちゃってるじゃない」

「だって……うぅ……」


思わずリザは笑ってしまう。


この話を聞いて、ショウの選んだ人が同じように泣いてくれる人で良かった。
 

完全にシーツで涙を拭い始めたシュリを見つめながら、リザは改めてこう感じていた。