「貴女を救いたい」
握っていた姫の手の甲にそっと唇を寄せ、まるで誓いを立てるかのようにこう呟いた。
「……なんて、柄じゃないですけどね。……でも、救いたい気持ちは嘘じゃない」
照れたのを隠すように悪戯っぽく笑って見せた後、声色を低くした真剣な言葉にミリザ姫の胸が震える。
優しい彼は同情をしているのかもしれない。
その優しさに漬け込むようで、彼の言葉に頷くのが躊躇われてしまう。
「……もしかしたら冷戦状態だったとはいえ、姫の旦那になる方が優しいイイオトコだったら、貴女は後悔するかもしれませんけどね」
「そんなの貴方には敵いません……会わなくてもわかります!」
冗談めかした言い方に被せるように否定する姫の表情が固く強張った。
その姫の反応に面食らったのも束の間。
「俺、そんなこと言われたら自惚れてしまいますよ」
いつもの人懐っこい笑顔を赤くさせた彼が、 姫の頬に手を伸ばす。
握っていた姫の手の甲にそっと唇を寄せ、まるで誓いを立てるかのようにこう呟いた。
「……なんて、柄じゃないですけどね。……でも、救いたい気持ちは嘘じゃない」
照れたのを隠すように悪戯っぽく笑って見せた後、声色を低くした真剣な言葉にミリザ姫の胸が震える。
優しい彼は同情をしているのかもしれない。
その優しさに漬け込むようで、彼の言葉に頷くのが躊躇われてしまう。
「……もしかしたら冷戦状態だったとはいえ、姫の旦那になる方が優しいイイオトコだったら、貴女は後悔するかもしれませんけどね」
「そんなの貴方には敵いません……会わなくてもわかります!」
冗談めかした言い方に被せるように否定する姫の表情が固く強張った。
その姫の反応に面食らったのも束の間。
「俺、そんなこと言われたら自惚れてしまいますよ」
いつもの人懐っこい笑顔を赤くさせた彼が、 姫の頬に手を伸ばす。

