「右京にも見合いの話が来ていてな。」 あぁ。もう、私たちは離ればなれだ。 「宮口(ミヤグチ)組の頭の付き人が双子で丁度右京と同い年みたいでな。」 同い年。双子。 「右京にも相手にも話は通してないからまだわからんが。まぁすることになるだろうな。」 「そう、ですか。」 「右京に伝えてきてくれ。あと、真実を話してくれ、と頼んでみろ。」 「はい。」 「いい報告を待っている。」 私は部屋を出た。