「おはよ、美緒」


「へ?…あっ…おはよ…」


部屋を出ると海翔がちょうど部屋から
出てきて、私は焦り過ぎて言葉が出てこなかった…



「ぷっ!美緒、ちょーウケる」


「何それ~面白がらないで」


「まぁ意識してるってことだろ

早く支度しろよ~」



頭を撫でてから、階段を降りて行く姿を
またもやドキドキしながら、その後ろ姿を
見つめていた。




「ドキドキするよ…」



私の呟きは海翔には聞こえてなかった…