「オレ、松永さんのペアと組むから」


「え?私??」



ただいま、クラスで来週の親睦遠足の
班決めをしている。


水原くんはいつも通り、クラスの女の子たちに
同じ班になろうと囲まれていて…



なぜか水原くんは私と結羽ペアと組むと
言ったから、クラスが私に注目している…



「うん、ダメ?」


「…ダメ…じゃないよ…」


「じゃあ、よろしく~」



周りの子から、色々な目で見られている。



「だから、ごめんね~」



水原くんはさらりと交わしていた…