光輝く彼を見つめて

次々にレースが終わる中、ラストレースは
水原くんの出場する自由形100㍍。



大歓声の中、登場した水原くんに
最初見たときの胸の高まりが止まらない。



海翔の時みたいに、叫ぶことも出来なくて…



ひたすら、水原くんを見つめていた…




ファンが多い水原くんは黄色い声に包まれて
キレイに力強く泳いでいた。



それは、一緒に見た水族館の魚たちの様に
キレイで無駄のない泳ぎ方。



あの時に言っていた言葉を思い出しながら
ゴールを待った。




断トツ1位でゴールした水原くんに
敵はいないと言う感じだ!




プールから上がって、観客席を見回して
私と目が合うと、にやっと笑って手を上げて
くれた。