光輝く彼を見つめて

「美緒、おはよ」


「おはよう、結羽」


「どーしたの?…寝不足?

美緒、それって…」


「え?これは…その…見える?」



朝、必死にファンデで隠したキスマークだったのに…



「うん。見えるよ」


「もしかして、みずはんーーー」



水原くん?と言おうとした、結羽の口を
咄嗟に押さえた。



「結羽!ちょっと」


「美緒?」



結羽のことを、ダッシュで中庭に連れて来た。