光輝く彼を見つめて

「……………」


海翔の顔がお腹の辺りにあって、落ち着かない。


つい、息を止めてしまっていた。



「美緒、息しろ」


「何でわかるの?」


「こーやってれば、分かるだろ」


「そっか…」



海翔の腕の力が強まって、息を止めてなくても
息苦しくなってくる…



「美緒…会いたかった…」


「え?」


「だって、全然帰ってこねぇーんだもん」


「…ごめんね」



海翔が抱き締めたまま、顔を上げた。