光輝く彼を見つめて

「腹、減ったな」


「食べようか?」


「何にする?」


「あっ!あそこは?」



レストランに入って、注文すると水原くんが
真剣な顔で聞いてきた。



「なぁ~」


「何?」


「ずっと気になってんだけどさ、海翔くんと

何があったの?」


「え?…」


「告白された…とか?」



いきなり、確信をつかれて私はパニックに
なった。



「図星か。そーだと思った」


「え?何で?」


「まぁ、最初はまさかとは思ってたけど

海翔くんのプールでの様子と2人の様子が

そんな感じだったからさ」


「………」


「大丈夫。誰にも言ってない。

オレが、美緒ちゃんを見てるから気付いた

んだと思う」


「へ?」



水原くんは私のことを見て、ふっと笑うと
目線を下に向けた後、私の方をじっと見つめた。