メンバーに選ばれてから気合いを入れて練習はしたけど、なかなか勝つことができない。このまんまでいいのかな....。っていう気持ちで試合当日を迎えてしまった。
朝...
今日は個人戦が1日目、団体が2日目。
両方出るんだけど...頭の中には不安しかなかった。
個人戦はまさかのいつも3位の子と当たってしまってボロ負け。
先生には気持ち切り替えて明日、頑張れよ。って言われてまぁ悔しかったと言えば悔しかったけどそこまで悔しくもなかった。
次の日...
今日が本番。
高校入って初めての公式戦。
でもなぜか自分の試合になるまでは全く緊張しなくて。逆にその余裕が怖かったりするんだけど。
それから数分後...自分の学校の試合が始まった。
だんだん心臓がドキドキしてきた。
私のポジションは前から2番目だから結構早い。
1番最初の先鋒を先輩がやってる時にはもう体がカチンコチンに固まっていた。
「あー。やばい。やばい。」
って言ってるうちに先輩の試合が終わった。
礼をしてるとき、いきなり先生に
「佐藤っ!!」
って呼ばれた。
振り返ると先生が笑ってこっちを見ていた。
すると...いきなり右手で拳を作り、先生の左胸をトントントンと3回叩いてその後、口パクで「大丈夫だ!!」と言ってくれた。
多分あの拳は「大丈夫。自信持って行け!」っていうサインだったのかもしれない。
試合結果はなんと!!一本勝ち!!
すごく嬉しかった!!
学校としての結果は負けてしまった。
でも先生に終わった後
「お前!良かったよ!すごい良かった!」って褒められた!!
それでなんとか初の公式戦は終わった。
