「前から気になっていた事があるの。」

君は突然そう言って真剣な顔で此方を見てくる。

「どうしたの?」

何でそんな顔してるの?まさか……バレた?

「あなたは彼とは違うわ!」

「どうしてそう思うの?」

冷静に言おうと思ったのに声が震える。

「体温があなたの方が冷たいわ。歯だってそんなに尖ってないし。記憶が無いからって花とか誕生日とか意味くらいわかったっていいのに………………何より、、、、目が違うの。」

僕の中で何かが壊れる音がした。