結局、教室に戻ったけど 運が良いのか悪いのか 黒板に大きく <<自習>> と書いてあった。 トモの事は今まで サナには話したことはなかった。 サナには幼なじみ とだけ伝えた。 「坂上君と幼なじみかー ここで会うなんて、何か運命的だね」 「でも坂上君は私のこと 何も覚えてなかったよ」 「奈都芽、幼稚園の時の事って、なかなか覚えてないよ そのうち思い出すかも知れないし 私に出来ることがあったら遠慮なくね」 と言ってくれた。