一度この場から離れて 考えたかった…でも 「ふぁー!!」 坂上君が背伸びをして その拍子に本が地面に落ちた。 眉間にシワを寄せ こっちを見ている。 「ったく、ごちゃごちゃ うっせぇなー」 「うわっ坂上君起きたよ」 「…!」 「奈都芽?」