とうとう、この日が来たと思った。 あの日トモが私の前からいなくなって 周平までも… クリスマスの悲しみが私を襲い 軽く目眩をおこした。 震えが止まらない。 立っているのがやっとで 雅が去っていったのも気づかずにいた。 サナが私の肩を引き寄せ抱きしめてくれたのはわかった。 私はそのまま気を失った。