私とアツシくんが出会ったのは中二の冬。
同じ学校で同じ学年、クラスは違った。
出会った頃のアツシくんは茶髪で…私は正反対というか寧ろまじめな感じで。
私は図書委員で、放課後図書室で委員のお仕事をしていた
いつも決まって放課後になると静かな図書室に
この場が似合わない彼が入ってくる。
でも騒ぐこともなくて静かに本を選んで私のいるカウンターへ持ってきて、「お願いします」その一言だけ言うと、下を向く。
今日は何借りるんだろう
童話…
三匹の子ぶた…
『ぷっ…』
「お、おい、笑うなよっ」
これが初めての会話だった
三匹の子ぶたを持ってきたアツシくんの顔は今でもはっきり覚えている
それから、少しずつ少しずつ話すようになって
放課後、図書当番が終わって帰ろうと階段を下りている時
「ユキホちゃん」
「俺、ユキホちゃん…のこと…」
「好き…かも…」
人生初の告白された瞬間。
