放課後の横顔










放課後…






「じゃあね~ユキホ!ファイト!」





『ありがとう!また明日!』






ナツとアズサにバイバイをし、





ペンケースとファイルを片手に生徒会室へ向かう。







あれから、藤沢くんとは これといった事もなければ






全く話さないわけではないけど…








何故か気まずい。たまに目が合うけど逸らしてしまう。







別に今はキス…のことは気にしていないって言ったら、嘘になるけど。でも 藤沢くんもあんな感じだし、なかったことになっているんだろうな。







だから、






私も気にしていない。






と思う。







ああ、到着してしまった…生徒会室








『お疲れ様でーす…』








「お疲れ」









声が聞こえ、下を向いていた顔をあげると







『…藤沢くんか』








資料を見てる藤沢くん。







私の呟いた声に反応し、







「…ユキホか」









資料を机へ置き、私を見る







『あれ?谷口くんと前田さんは?』







「んあー、部活」






『えっ』







「俺とユキホで終わる量だし」









ということは






藤沢くんと二人っきり…!?








『あ…そう…』








ここは何も言わずに仕事を始めたほうがいい。








変に気にしちゃだめだ、だめ。









「俺と二人じゃ、嫌?」







『っえ?』










意外な言葉に思わずびっくりして机の上の資料を落としてしまった







「あーあ、何やってんの。鈍くさいなユキホ」






『う、うるさい』









どうせ私は鈍くさいですよ…










窓からすーっとやさしく風が入った瞬間














『っあ』










資料を拾う私の手と藤沢くんの手が










重なった。