「全く愛羅は方向音痴過ぎるんだよ」
うぅ…
「あの町は学校の丁度反対側だぞ?」
「それよりさ、なんで愛地はあたしの場所がわかったの?」
「んー…
愛羅の声がして、
歩いて行って、あの町に着いたら愛羅の桃の匂いがしたんだ。」
「あたしの桃の匂いってそんなに強くなってたんだね…」
「あぁ。
桃の香りはすぐわかるからな」
「桃…かぁ」
なぜかあたしは桃の香りがする。
小さい頃、お母さんに聞いたんだけど、教えてもらえなかった。
だから別にこの香りは気にしていない。
「ほい。学校ついたぞ」
「え
つくのはやくない?」
「家から学校までは、5分もあればつく。
愛羅が方向音痴なだけた。」
むぅぅ〜…
ひどいなぁ
愛地は!!

