―――――ある朝。 「おはよ」 「あ、千紘おはよ!」 いつもどおりの教室。 あたしのクラスはほかとは違う特殊なクラス。人数もすくないし、勉強する内容もちがかった。 「千紘〜。どうしよう!!先生いきなしかっこいいんだけど!!」 朝から興奮して話しかけてくるのは、岡島真奈(オカジマ マナ)。 席が隣同士で、仲良くなった子。 「どうしたの〜?」 笑いながら、話しかけた。 鞄を机の横にかけて、真奈がいる窓際へ歩いた。