「……それでどーしてほしいんだ?」 「とりあえずノート貸してくれ!俺完全にその授業寝てたわ!」 そんな大声ではっきり言わなくても、と思いながら御幸はしぶしぶ自分の数学のノートを奏に差し出した。 奏はそのノートをひったくり、ありがたやありがたやと訳のわからない事を言って教室を出ていく。 時刻を見ると4時だ。 今日は授業が早く終わったため部活が始まるまで1時間ちょいある。