御幸が部屋に入ると奏はベッドに座っていた。 「奏……」 「御幸、単刀直入に聞く」 ベッドから立ち上がり奏はじっと御幸を見る。 「未亜の事が本当に好きか」 「……あぁ」 「一生手放さないか」 「もちろん」 奏は御幸の目を見る。 ……こいつは信頼してもいいだろうか。 綺麗な目をしている。