…………。 御幸がまだ未亜や他の人に気づかれてなくそっと近くに寄ろうときた瞬間未亜が大声を出した。 「うるさいっ!私には好きな人がいるんです!」 未亜の声が耳に届く。 はっ?好きな人? 一瞬どきりとした気がした。 おいおいおい、今好きな人がいるって言ったか? 今なんて話してるだよ。 いや、そんな事じゃなくて。 え?え?俺動揺してんの? 未亜ちゃんに好きな人がいるって聞いて? いや、そいつは誰でもいいんだけど。