これで通してくれる!
って考えてたのが甘かった。
たちまちその子の
顔が
怖くなってきた。
周りにいた女の子たちは
いつのまにか
ボスの周りに集まりだす。
私は
心を鬼にした。
こんな子たちのせいで
私の日常をつぶしたくない。
そんな思いでいっぱいだった。
しばらくすると
ボスは
ため息をついて
私に言った。
「拓弥に怒られるからにらみ合いはやめましょ、あなたもイヤでしょ?あなたは通りなさい。」
え…
想像してたのと違う。
私は驚いた。
もっと
言い争いになると思ったのに。
ボスの一言で
周りの子たちも
囲まないように
散らばった。
なんなの
拓弥って人。
よっぽどすごいんじゃ……
戸惑いながらも
校門へと向かった。
すると見慣れない
車が
後ろを通った。

