「なっ…!おい祐!千里から離れないと、ババア菌が付くぞ!」

「そんなの無いって」

「蒼ちゃんなんてきらーい」

私を祐くんの腕から離そうと、必死になる蒼ちゃん。

私はいっそう強くしがみついて、あっかんべー。

「このババアー!」

再びヒートアップしてくると

「おいそこの3人!じゃれてないで早く席に着け。朝の会を始めるぞ」

本格的に怒られる前に、私は祐くんの腕を離して、そそくさと席に着く。

蒼ちゃんは仏頂面で不機嫌そう。

「それじゃあ始めるぞー」

こうして、一日が始まるのだった。