レインドロップ


「これさ、外に置いておいたら飛んで行っちゃうかな?」

「あーじゃあ埋めるか」

「ここに?」

「バレねーって」

お墓のすぐ横に穴を掘って、黒い筒ごと入れる。

これでゆっくり読めるね、祐くん。

そんな事を思いながら土を被せた。

「もう…7ヶ月だな」

「……うん」

私の横に蒼ちゃんもしゃがんだ。

ふたりで祐くんと向き合う。

「おい、祐」

唐突にぶっきらぼうに言う。

「お前、ちゃんと友達出来たか?頭良さげな意味わかんねーことばっか言ってないで、冗談の一つでも覚えろよ。ただでさえお前は人見知りなんだからな」

そのあともブツブツと続けて小言を言う。

「まあ、俺がそっち行ったらまた遊んでやるよ」

へへっと得意げだ。

「お前の親友はこの俺だからな」

「……私だもん」

「俺だ…!」



『ふたりとも、親友だよ』



きっと祐くんはこう言うんだろうな。