レインドロップ


夏休みなだけあって、プールは人で溢れかえっていた。

それぞれ水着に着替えて、ロッカールームの出口で落ち合う。

のはずが、どこもかしこも人だらけで、祐くんの姿を見つけられない。

「ゆ…祐くーん!」