秘め恋*story2~学校で…~






「身体、つらくないですか?」




「ん…大丈夫。」




すっかり日が暮れた窓の外を眺めながら、
素肌のまま抱き締めあっていた。



まだ熱の残る逞しい二の腕に身体を預けた。




「何だか…まだ夢の中にいるみたいだわ。」




「俺もです。でも、今こうやって有子さんを俺の腕に抱いてる。」




「うん。」




ぎゅっと力の入った腕にそっと触れた。





「有子さん。」




「ん?」





抱き締めていた腕を緩め、彼は私と向き合う体勢にして見つめた。



その顔は少し不安げな顔。




「後悔してないですか…?俺とのこと。」





そう問われた私。



ふと思い浮かんだ、夫そして隆の顔。
私の心を満たしてくれるのは、どっち?




その答えはもう分かっていた。





「後悔なんてしてないわ。」





フフッと微笑んだ私に、彼は安心したように笑った。



きちんと話したのは昨日が初めてだった気がするのに…もう彼のこんな表情を私は知った。




決して知られてはいけない関係。



でも、




「私、今すごく幸せな気持ち。」




あの家にはないものをくれる彼。




「もう有子さんを
寂しい思いなんてさせません。」




「うん。」




「有子さんの居場所はここです。」




力強く抱き締められる。


私を必要としてくれる。



それがどれだけ幸せなことなのか、
分かる?





「もう私を離さないで…」




「ずっと、離しません。
俺には有子さんが必要なんです。」




彼と私、息子の担任と保護者。




「有子さん、愛してます。」




どちらかともなく、そっと唇を寄せた…




「もっと愛して…」




タブーな関係を選んだ私は…



イケナイ妻ですか?



イケナイ母ですか?






end*