それでもいい





「でも、「疲れたマジで」」




麻耶が何か言おうとしていたけど、雅が来た。





「雅っ」



「ん?何か話してたのか?」


気付かれたくない。

だから、私は話を逸らした。




「ううん、何も。麻耶が授業めんどくさいって」



麻耶も私の気持ちを察してくれて合わせてくれた。




「そう、だってだるくない?雅」




「あぁ、めんどい」



良かった。




雅は何も気づいていなかった。



「よし、話すのも良いけどさ、ご飯食べようよーお腹すいた!」



「そうだな、飯だ飯」




麻耶の一言でお昼タイムが始まった。