とうとう裕太の海外留学の日。


奈菜と洋介は、お見送りに行った。


笑顔で見送るはずだった奈菜は、裕太にしがみついて泣いた。


裕太は、『泣くなよ?手紙出すから』と言い、奈菜の頭をポンポンと優しく撫でた。


『気をつけて行ってこい』と言った洋介。


洋介と裕太は、力強く握手をして、
裕太も海外へ飛び立った。