一番大切な人



『真美本当に行くの?
何かあったら電話してね?気をつけてね?
ずっと親友だよ?』


『ありがとう。
じゃ、行くね。』


真美は、奈菜と繋いでいた手を離して、奈菜が見えなくなるまで手を振り、海外へ飛び立った。