この日は、洋介と真美二人きりで過ごしていた。

いきなり真美が、
『洋ちゃん、もしだよ?私が居なくなったらどうする?』
と言いだした。


真美の言葉を嘘だと思っている洋介は、
『冗談だろ?真美は、この先も俺の彼女だし、俺の側にいるんだよ。』

洋介は、真美に優しくデコピンした。


『今じゃなくても、そういう時があるかもしれないでしょ?
洋ちゃん一人で生きていける?』


洋介は、寂しい顔して真美を抱きしめながら答えた。


『真美がいなかったら立ち直れない…
俺には、真美しか愛せない。』

洋介の言葉を聞いて、より言いたいことが言えない。