プルルルル… 朝田真美は、大学二年生で一人暮らし。 レポート提出が間近で、夜更かしをして書いていた。 翌朝、眠い目をこすりながら携帯を手に取った。 『もしもし~?』 『寝てただろ? レポート書き終えた?』 蔵内洋介。 初めての男友達になって、初めての彼氏。 『終わったよ~。朝から電話なんてどうしたの?』 『声が聞きたかったから。明日、学校でな?』 『うん、じゃぁね~』