優斗は首筋とか耳とかにキスをしてくる。
「わっ!ちょっ、ゆうとっ」
優斗の真っ黒で猫っ毛な髪の毛から
シャンプーの香りがした。
「…はい、お仕置き終わり」
優斗は、そう言って起き上がった。
「えっ?」
優斗が離れたせいか、急に体温が冷める。
なんだか、寂しいな…。
「待って…?」
「ん?」
私はいつも変わらないその優しい声が好き。
「もうちょっとギュッてして…?」
あなたにもっと触れたい。
あなたにもっと近づいたい。
あなたのことをもっと知りたい。
あなたのいろんな顔を見たい。
あなたに似合う彼女になりたい。
あなたが大好きだから。

