恋に恋をしていたあの頃

あなたがいるだけで

世界が変わって見えた。



12歳の春ー


「中学に入ったら

窓際にはいつも窓の外を

見ている無口でかっこいい

男の子がいて、


教科書を忘れて机をくっつける

消しゴムを落として指が触れる」



そんな漫画みたいな

恋愛はどこにもなかったけど、



私は、あなたに

とびきり甘い時間をもらった。



長い人生の中で

あなたが初恋でよかったと、

心の底から思います。


今も、ずっと。