貴方が憎いと思ったのは、中学二年の時だったかな。

えっ私のこと嫌いかって?とんでもない。友達でしょ!

何いってんの、大切だから憎いんでしょ?羨ましいの。貴女という存在が。

や…………別に存在否定してるわけじゃ無いんだよ。だって貴方は僕に持ってない物をすべて有している。素晴らしいと思うよ。

僕はいつもあなたを妬み、憎しみ、羨ましがってるんだよ。知らないでしょ?
気持ち悪いって?そう思ってくれて構わないよ。自分でも百も承知だからね。


あなたと出会ったのは小学4年生だったっけ。元々仲良かったというより、友達の紹介で知り合ったんだよね。懐かしいなぁ。お嬢様って感じでさ。

え?今はって?それを聞かれたら何て答えれば…………(笑)って痛っ叩かなくても良いじゃないか。

それから、よく遊んだよね。僕もその頃は君を憎んだりしてなかったよ。でも、僕も人間だからね思春期になってから自分が苦しんでることに気づいたんだ。

人の目が恐くなったんだよ。僕はブス。人間は見た目が9割じゃない?貴方は美人。それから羨ましくなっていった。

貴方が持ってるものすべてが欲しかった。美人な整った顔立ち。綺麗な歯並び多い友達。無邪気な笑顔。豊かな感情。すべてが欲しかったよ。

それを持っている貴方が憎くてたまらなかった。世の中は不公平だって。

人間はみんな平等何て嘘じゃないか。みんな違ってみんな良いって金子みすゞさんは言ってるけど。それじゃ僕は納得出来なかったよ。


私は何故こんな容姿なんだろう。汚い顔して。自分の苦しみを心に埋めて。逃げて嘘ついて生きている。

貴方はどうしてですか。どうしてそんなに勇気があるのですか。

知りたいな。知れないけど。友達なのにね。触れることさえ許されないから。


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(後書き)的なもの

こんにちは(・∀・)ノここ昆布です。最後まで読んでいただいてありがとうございます。今回はいつもと違い、思春期に悩む中学生の少女の日記を書いてみました。

『えっ。何こいつ。キモいんだけど』

と、思った方もいらっしゃるかも知れませんが…………まぁ、そう思っても良いんじゃないかと思います!(つまり何が言いたいんだよ)

ともかく!読んでいただいてありがとうございました!(2回目)