「ドレスとかどうすればいいんかな?」わたしの質問に妃奈は、「んー。わからん」の一言。
困っていると、
昨日の可愛い男の子が案内してくれた。
どうやらこのお店のボーイだったらしい。
「ドレス選んだら戻って来てね!」
そういって、可愛いボーイさんは、どこかへ行った。
「わーーー!ドレス沢山」
目をキラキラさせながら妃奈ははしゃいでる。
「わー。凄く着たくない」と真顔のわたし。
そんなわたしをシカトしてドレスを選ぶ妃奈。
「日香里のも選んどって~」と言うと
「え。自分ので精一杯だから」と一言で拒否。
これでいいや。となげやりにドレスを選び
妃奈とお店へ戻った。
お店へ戻って着替えて、すぐに仕事だった。
その日は、初めてのキャバクラというお仕事を体験し、いつも以上に疲れて帰宅。
記憶は、曖昧。
だけど、明日も可愛い男の子に会えるなら頑張れる。と一人でブツブツ言いながら眠りについた。
その男の子が、バツイチの遊び人だなんて。知らずに。。。
