私は尋問のように先生と向かい合わせに座った。


気が重かった。


もともとの原因は話すにも話ずらく、私は質問に答えず黙ったままでいた。



「ハァ…何か話してくれよ」


「……。」



先生は呆れたように溜め息を吐いた。





「…突き飛ばされたから、蹴りました。」


「そうか。だからといってやり返すのは良くない。小学生以下だぞ」


「……はい」



その通りだと思った。

あの子達は私に嫉妬してただけなんだ。

私は少し心を広く持つべきだったんだ。





「ところで…」


先生が立ち上がり、私の後ろに回り込んだ。