私が浸っていると
「ほら、お前さっきの思い出してんだろ?へんた~い!」
「違うしっ馬鹿!」
私は見事、牧瀬のお尻に蹴りを入れた。だけどあまり効かなかったようだ。
ふと、窓の外を見ると、雨が止んでいた。
私が窓を開けると、牧瀬が隣に立ち、二人で窓から乗り出した。
雨の雫が頭に落ちてきた。
花壇に植えてある紫陽花が咲いていた。
ついこの前までは、蕾だったのに・・・
私と牧瀬は触れるか触れないかの距離を取り、並んで座ってお喋りした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…