そういいながらも、笑顔になって再び歩き出す瞬の顔はたまらなくキラキラと輝いていた。 …ん? 輝く…? 「あっ!」 「…っ!なんだよっ!そばで大きい声出すなよ…。」 あたしが立ち止ると、瞬も立ち止まる。 「あたしわかったっ!」 「何が?」 「瞬に足りないもの!」 「何?」 「気持ちだよ。」 「何の?」 「陸上に対する、気持ちが足りなかったんだよ。 だから、ここにきて正解だった。 瞬は、きっとまだ心のどこかで、走ることを恐れていたんだと思う。 だけど、今は前をちゃんと向いているじゃん。」