やっと、戻ってこれた。 このラインに。 この場所に。 隣にはこれから共に競いあうライバルであり、仲間がいる。 大丈夫。 俺はもう一度自分の胸にそう言い聞かせる。 走れる。 俺の足は動く。 地面をけることができる。 俺は、スタブロを合わせる。 カチャカチャと、懐かしい音が響く。 そして、再び俺は立ち上がり、前を見つめる。 見つめるのは目の前のゴールではない。 未来。 ずっとずっと先の未来。 だから、このレースが容易でないことは承知で俺は走りだす。