「まあな。お前の思うような走りができるかどうかはわかんねえけど。」 「信じなよ。自分を。」 そういって、川口は俺の後ろに回って俺の背中を押した。 「風になってきてよっ!あたしも見たい。」 後ろから、俺の追い風の声が聞こえた。 俺は片手をあげてその追い風に手を振った。 そして一歩踏み出す。 向かうは俺のスタートライン。