なぁ澪……
お前はこの時知っていたんだよな。
この時お前はすでに覚悟はできていたんだよな……。
だから、あの時俺にあんなこと言わせたんだよな。
__『何があっても……走り続けて』
お前はずりぃよ。
お前は……そうやって、俺に何も言わずに姿を消すんだ。
まるで、俺を試すように……
この年の高校全国駅伝は、追川高校が優勝を飾った。
鷲松高校は、今大会が初出場ながら、27位という好成績を収めた。
ここで、陸部で唯一残っていたさやか先輩、瑞希先輩、彩羅先輩が引退する。
皆泣いていた。
スプリンターのシマでさえ泣いていた。
皆感動したんだ。
懸命の走りに……
澪への想いがこもった鷲松の走りに……



