On Your Marks…~君と共に~



だよね……。


話しかけないとことは始まらないよね……。




__キーンコーンカーンコーン……



ちょうどそこでチャイムが鳴り、勝木の周りから人が離れていく。


何を聞かれたのかは知らないけれど、勝木の顔は疲れているようだった。




「ねぇ……」



あたしは、恐る恐る、勝木に話しかけてみる。



「……ん?……何?」



勝木の声だけで、あたしの心臓はうるさく鼓動を始める。


勝木はこちらに目は向けず、視線は机。


……こっち向いてくれてもいいと思うんだけど。


愛想って言うのものがない奴だな。


そんなことを口に出すわけにもいかず、ぐっと飲み込んだ。



「あ、あのさ。勝木って前の高校で何の部活入ってたの?」



「なんもはいってねぇよ。」



勝木の声は冷たかった。


これ以上俺に踏み込んでくるなって言われているみたいに。



だけど、あたし決めたんだ。