「冬は空気が乾燥してるから、綺麗に見えんだよ。……それで、今日はなんてったって……「あ!流れ星っ!!」
あたしは瞬の言葉を途中で遮って空を指さす。
空には次々と流れ星が通り過ぎる。
……流星群だ
「お前、人の話最後まで聞けよ……」
瞬はあたしの隣でふっと鼻で笑っていた。
「瞬、あたしにこれを見せようとしたの?」
あたしは瞬の顔は見ずに、夜空を見上げたままそう瞬に問う。
「ああ、まあな」
「瞬はさ……お願いしたの?……流れ星にお願いしたら願いかなうんだよ」
「……したよ」
瞬のその声は真剣だった。
あまりにも真剣だったから、あたしはふと視線を下げて瞬の顔を見た。
その顔は少し切なかった。
「あたしも」
瞬が何を願ったかは分からない。
だけど、あたしはこう願ったんだよ。



