On Your Marks…~君と共に~




『そうか……わかった。じゃ、またメールするからな。パスポート忘れんなよ』



「うん。じゃあね」




あたしは、携帯を耳から外して、通話終了ボタンをタッチする。


一週間に一度はあたしはお父さんとこうして電話をする。


こんな時の、LINEとかの通話無料サービスは助かる。


だってね、国際通話ってまともにしたら高いでしょ?



あたしは、携帯を充電器につなげてベッドにだいぶした。



10日後……か。



そういえば、最近部活のほうが忙しくて、瞬とまともに話してないな。


瞬、授業中も休み時間もずっと寝てるんだもん。


せっかく席も隣だっていうのにさ。



もう……会えないかもしれないのにさ……






後悔、しないようにしなきゃ。



後ろを振り返るわけにはいかないから。