On Your Marks…~君と共に~




「紗名も……泣いてるじゃん?」



あたしも涙を流したまま笑顔になる。




「……ふふっ!うははははっ!」



紗名が急に何がおかしいのかおなかを抱えて笑い出す。



あたしも、つられてなぜか笑ってしまった。




2人っきりの教室。


あたしたちの笑い声だけが響き渡る。



外はもう雪。



窓の外ではらはらと、白い結晶がきれいに光り輝いていた。