「……あ、コウ。わりぃけど、こいつ俺のだから」
そんな言葉をすらっと言ってあたしに近寄ってくるのは瞬。
その瞬間、再び盛り上がりを見せる我がクラス。
コウは、驚いた顔をしてその場に立ち尽くす。
あたしの顔は赤ちょうちんのようにまっかっかになっていく。
何こんなところで言っちゃってるの!?
瞬のこと好きな女子の反感かったらどうしてくれんのよっ!
「なんで、こんなところで言うのっ!」
あたしは真っ赤な目をきっと瞬の顔に向けた。
だけど、こいつはニヤッと笑って、あたしの隣に並んだ。
クラスメイトはわあわあと騒ぐ騒ぐ。
「せっかくだしさ、写真撮ろうよ。黒板バックにさっ!」
紗名がきゃあきゃあとはしゃいで自分の携帯を取り出した。
その瞬間ばーっとあたしたちのほうに集まってくるクラスメイト。
あたしの周りに来たのは、瞬の転校してきた際、瞬にいちばんに駆け寄った女の子グループ。



