「澪、例の話でちょっといいか?」
そういって、お父さんがあたしのほうへと歩み寄ってきた。
そして、お父さんはあたしの車いすを押してあたしの病室へと向かう。
病室につくなり、お父さんは電気をつけて、あたしは自分のベッドへと自分で移動した。
お父さんは丸椅子に座ってあたしの目を見てきた。
今からお父さんが言い出すことは分かっている。
「澪、本当にいいのか?」
真剣な瞳であたしを見てくるお父さん。
「いいよ。あたしから行きたいって言ったんだもん。」
「……後悔はないな?」
「うん。ないよ。2年になるまでの約半年。あたしちゃんと後悔がないようにやるべきことは全部やる。だから、あっちには、半年後によろしくお願いしますって言っといて。」
「……そうか。……お前、瞬とも離れることになるんだぞ……?」
「いいよ。ちゃんとわかってる。」
あたしの決心は固かった。
お父さんははぁ……と息を吐いて立ち上がった。



