On Your Marks…~君と共に~




「あ……。」



一瞬で分かった。


スカイブルーのユニフォーム。


その色はあたしに目に綺麗に残る。


集中しているのか、周りの選手が飛んだりして体を動かしているのに、瞬は全く動かない。


……こっち向いてくれないかな?





「瞬っ!」



精一杯の大声を出して瞬に呼びかける。


気づいてくれるかな?


あたしが、来たこと、分ってくれるかな?




「澪、すわれ、落ち着け。」



お父さんはあたしの後ろに車いすを持ってきて、あたしを座らせた。



「お、瞬、お前に気がついたみたいだぞ?」



お父さんがあたしの隣に立って腕を組み満足そうに笑っていた。




「ほら澪、手振ってあげたら?」



お母さんがにっこりと笑って、言って来る。