スタート4番についていたタケは、ぐんぐん加速して、1人、2人……3人……抜いたっ!
そして、1着でゴールを切った。
……なんだ、やるじゃんあいつ。
ふっと笑みがこぼれる。
俺ゆっくりと、自分のレーンのスタートラインへ立った。
下を見れば、白いライン。
だけど、これは走っている途中のラインであって……
そうだろ?澪。
「__瞬っ!」
ふと聞えた聞き覚えのある声……
スタンドからだ。
俺は、右にあるスタンドを見上げる。
そこには……
「……頑張れ!あたしに風を見せてくれるんでしょう?」
愛しい君の姿がある。



